正直えびす 2022年 冬
八方塞がり、土俵際、崖っぷち―。
2021年秋からの原材料費や食料品等の高騰が止まりません。ご家庭でも実感されていると思いますが。2022年春の時点で、約10%の出費増です。さらに未曾有の円安・・・。
実は、2022年7月に入浴料を上げました。2021年から圧迫しつつあった重油などの燃料高騰を補い、設備保全をまかなうための苦渋の決断でした。
しかし2022年8月には、それを大きく超える電気料金の高騰で、再度経営計画を修正せざるを得なくなりました。それが、火力発電原資の天然ガス不足がもたらした、事業用電気料金の異常な高騰です。
使用量は例年と同じでも、単価が2倍に跳ね上がり、年間1000万円の出費増。このままだと数年後、設備投資も修繕も出来なくなる・・・・・・。
昭和44年の創業以来、最大級の危機。
コロナ禍での客数が元に戻らないまま、燃料費・電気料の支出が増え、しかも人件費まで上がる。
節約できる部分はコロナ禍においてもかなり企業努力しました。でも、もう限界ギリギリ。
温浴施設は、重油・ガス・電気等のエネルギーコストと人件費の比率が高いビジネスモデルです。
この高騰がいつまで続くのか見極めなければ、正直、お店がもちません。
ウクライナ危機による原材料費や重油や天然ガス等の燃料費の高騰は、降って湧いた災難です。
商売は、価値の提供を上げながら、適正な価格をいただいていくのが本来の姿だと思います。
今回はただの価格転嫁でしかないです。誠に申し訳ない気持ちでいっぱいです。
でも、本当に運転資金が重くのしかかっています。
今後、お店を計画的にお休みしないといけない。
今までと同じように営業していると、大幅な赤字になりかねない。
店を開けない収入減より、店を開ける支出増の方が経営を圧迫しかねない異常事態。
2023年もまだまだ値上げが続きそうです。ほんとうに正念場だと覚悟しています。
経営哲学を提唱したP.ドラッカーは名著「マネジメント」の中でこう言います。
「基本と原則に反する経営は、例外なく失敗する。」
基本とは、地域の中で一定の役割を果たし貢献することです。えびす乃ゆの理念を貫くことです。
原則とは、持続可能利益を出し続け、えびす乃ゆのサービスを絶やさない事です。
ピンチはチャンス。 おこせ、津山サウナ革命!津山サウナ革命!津山サウナ革命!
皆様に喜んでもらえるサービスで、今後やりたいことが色々あります。
信念をもって頑張ります。どうか、えびす乃ゆの応援宜しくお願い致します。
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